ホーム 長信田太鼓紹介 レポート&活動履歴 出演依頼 お問合せ先
 
6月19日 第4回長信田太鼓ライブ「始動〜この大地に奮い立ち、己の足で一歩ずつ」


今年は、本当に試練のライブでした。
3月に一時代を創ってきたメンバーがほとんど卒業となり、進学や就職で各地へ巣立っていきました。
MSTくん、YHくんを含めた4人+京子。6月恒例ライブの開催は絶望的かと思われました。
しかし、こういうときこそ、あきらめの悪い(?)私の執念が発揮されます(笑)
細井さんにも「やるべきだ」と背中を押していただき、迷っている子どもたちを口説き落とし、集めました!15人!!(笑)
私の必死さに響くアンテナを持っていたメンバーたち。めちゃくちゃ感謝です!
今思っても、ほんとに「ゆかいな仲間たち」です。色とりどり、個性豊か、すごいメンバーたちです。
”不器用”度は限りなく100%ですね。去年までのメンバー構成とは明らかに違いました!正直「え?この人が太鼓!?出来るのー?」というタイプがたくさんいます。(みんな、言いたいこと言ってゴメン!)


  オープニングの新曲「始動」顔と声でどこまで気合を伝えられるか。
4月13日が練習開始。
ライブまで2か月。ゴールは決まったので、あとは「何が何でも」ステージで見せられるレベルに上げていくしかない。
「がんばったね。お上手だね」という程度の努力では許さん!お客さんが「信じられない、どうしてこんなことができるの?」と衝撃を受けるほどの努力をしていかなければ、感動のステージは作れない。
長信田太鼓の先輩たちは、そうして一つ一つ伝統を作ってきたのだ!そうでなければ、今までの先輩たちの努力を一発で崩してしまうのだ。責任を持て。ということを、最初からすさまじい気迫で伝え続けました。
メンバーたちは、その気迫に押され「やばい世界に足を踏み入れてしまった」と思ったかどうか(笑)
でも、責任のないところに、成長もありません。
自分が成長するためには、しっかりと責任を背負って、自分に試練を課していくしかないのです。
そうして始まった特訓の日々。本当の試練の始まりです。
でも、「自分も感動したい」「何かをつかみたい」という思いはみんな共通でした。


  お祭り騒ぎは大好き。この曲、一番”らしさ”が出せます。「太楽」
一番大変だったのは、「表現力」です。
技術は練習を積んで、だいぶ上がってきました。でも、どうしても下を向いてしまったり、声が出せなかったり、「顔」と「声」の表現が弱いんです。
自分の限界を打ち破ることが怖くて、思い切って自分を追い込んでいくことができません
人の評価が気になって、必死になりふり構わず太鼓にぶつかることができないんです。根本的に自信がないから、どこか怖がって、正面から向かいきれない。
その壁を壊したくて、私自身も全力でぶつかっていきました。毎日どなりまくって、まさに鬼でした!
「お!やっと出てきた!」と思っても、またすぐに素に戻ってしまう。自分の世界に閉じこもってしまう。
「気持ちを伝える」「感情を表現する」ということが、いまひとつわかっていないんです。
まさに、コミュニケーションの基本が鍛えられていないんですね。
毎日毎日、ひたすら訓練の日々でした。


   「すべて出し尽くす」が合言葉!
人間関係でやめるやめないというトラブルも何度も起こりました。
ちょっとしたことですぐに練習を休もうとしたり、覚悟が決まらず気持ちがふらふらしていたり。
何度も何度もミーティングしたり、説得したり。練習以外でも、かなりの労力を割かれました(今でこそ笑い話ですが…)
冷静になれば、「ここまでやってきて辞めるなんてもったいない」とわかるのですが、揺れてしまうと逃げることで頭がいっぱいになってしまうんですね。説得も入っていかない、聞く耳を持てなくなってしまいます。
それでもなお、説得し、時に突き放し…。そうすると、「私には太鼓しかない、という思いで始めたんです」「逃げた後にくる後悔や絶望感ほどつらいものはない」 そんな気持ちが絞り出されることもあって、「そうだ!ここで踏ん張ろう!頑張れ!」と私も祈るような気持でした。
疲れ切ってるはずの合宿中に朝4時に起きて、人が起きる前に皆に追いつこうと練習する、なんて人もいました。
不器用だからこそ、そうするしか思いつかなかったのでしょうけれど、そういう純粋な思いにも胸打たれました。
振り返ると、すさまじい2か月だったなあ…
最後まで「お前ら、本当にこんなもんか!もっと全力で出せ!!」と血管が切れるかと思うほど喝を入れてました。
でもみんな、気持ちが折れることなく、ちゃんと返してくれて、本当に嬉しかったです。
本番の前日のリハーサルで、驚くほどの変身ぶりを見せてくれました。最後の最後に「出た」のです。…奇跡のようです。
そうそう、最後まで一人も欠けることなくステージに上がれたことも、大きな奇跡の一つであることも忘れてはいけません。
今、みんなに伝えたい。「ありがとう!!!」


   最後の曲「天・駆」。やっぱりこの曲の迫力、スピード、きついけど最高!

  「颯」バチを持って2か月でこの曲を打ち切るとは!信じられない快挙!


  みんなが自分の足で立って、前をまっすぐに見つめています。

今年も「大人の本気」コーナー、やりました!
まずは、能代超新星ポップスオーケストラの皆さんが応援に来てくださり、本格的なビッグバンドのサウンドに酔いしれました!本当に上手です!!
太鼓もコラボレーションさせていただきました。久々に、とっても楽しかったです。
そして、細井さんの圧巻の太鼓ソロ、さすが!隣でほれぼれと見入ってしまいました。
そして、今年もやりました!院長のボーカル「Diana」。フロアには客席からたくさんの方が下りてきて、踊ってくれました!ノリがいいお客さんがいっぱいで、盛り上げていただきました!
次の「in the mood」は、OBのコースケに助けられ、ジュンイチロウ先生もがんばりました!マイク飛んでっちゃって、めちゃくちゃ反省していました(笑)
お疲れサラリーマンのコースケくん、疲れさせてゴメンねー!そして熱い叫び、ありがとうございました!
そして、美奈子先生が作ってくださった、超楽しいダンスのステージ。
なんといっても男性3人の登場シーン、何度見ても笑えます。
ショーマもショーゴも、さすがのパフォーマンス力で、私たちがひーひー言いながら練習してきたダンスを、いとも簡単に踊ってくれました。(笑)
力を貸してくださったOBの皆さん!本当にありがとうございましたー!!
長信田の森のみんなも、袴田さんも、全力ダンス、カッコよかったです。
思い出に残る、最高に楽しいステージ、参加してくださったすべての方に。ありがとうございました!



  ノリノリの院長。大人が何でもチャレンジして楽しむ姿。これが大事!

  とにかく叫びまくってくれました!


  OBもスタッフも、メンバーも、みんな入り乱れて楽しく踊りました!

  美奈子先生、桂子先生!楽しかったから、結果オーライですよね?(笑)


 このライブで一番笑いを取ったシーン。
恒例のメンバー紹介、今年は桂子先生作曲の「紹介レボルーション」に乗せて。
ノリノリで大騒ぎするのは、大得意なメンバー。それはそれは楽しそうでした(笑)
練習不足もありましたが、まず乗り切りました!
それぞれの個性と良さが、言葉に出ていたように思います。

最後の「天・駆」、勢いに乗って打ち込むことができました。
アンコールは、まさにスピード違反。信じられない速さでスタートした締め太鼓グループを恨みながらも(笑)このまま行っちゃえーと腹をくくっていきました。
まさに、最後、灰になるまで燃え尽きた感じです。
温かい声援いただきまして、本当に本当に、ありがとうございました!
アンケートにもたくさんの思いを書いていただき、嬉しくて嬉しくて何度も読み返しました。
来年も頑張ります。ことし乗り切れたのだから、もう怖いものはないかも(笑)是非また見に来てください!!(by京子)


  袴田美紅ちゃん作のポスター。迫力満点、超お気に入りです。
 
Copyright(C) 2012 長信田太鼓 all rights reserved. ts reserved.